【男のズボラ飯】ふわっ、カリッ!豆腐と卵のイタリアンチーズ焼き。バックヤードの紫蘇を添えて。

ここアメリカの田舎では、日本食材を手に入れるのが一苦労。アジアンスーパーまで車で数時間なんてことも珍しくありません。そんな環境にいると、自然と「手近にあるもので、いかに日本の、あるいはそれ以上の味を作るか」ということに情熱を燃やすようになります。
今日は、YouTubeで見つけた、「Aosトラットリア〜青池のオッティモな食卓」のレシピを参考に、我が家流にアレンジした一品をご紹介します。これがもう、タンパク質の塊で、おつまみにも、朝食にも、お弁当にも最高なんです。
その名も、「豆腐と卵のイタリアンチーズ焼き」。
奇跡の「バックヤード紫蘇」と代用食材の知恵
料理を始める前に、今回の大事な相棒を紹介させてください。
アメリカの田舎で手に入りにくいハーブの一つ、それが「紫蘇(シソ)」です。しかし、我が家のバックヤードには、毎年この時期になると勝手に、力強く生えてくる「野良紫蘇」たちがいます。
数年前に誰かに分けてもらった種がこぼれたのか、今では「雑草か?」と思うほどの勢い。でも、これが本当に重宝するんです。わざわざ都会のスーパーで高い金を払わなくても、裏庭に行けばフレッシュな香りが手に入る。これぞ田舎暮らしの特権ですね。
さて、今回のレシピ。動画ではパルミジャーノ・レッジャーノを贅沢に削っていましたが、あいにく我が家の冷蔵庫にはありませんでした。代わりにあったのは、アメリカのスーパーで1kg単位で売っているシュレッドされたモッツァレラチーズ。
さらに「野菜ブイヨン」もなかったので、ここは日本の知恵を活用。粉末鶏ガラスープと顆粒コンソメを小さじ1/2ずつ混ぜることで、コクと旨味をカバーしました。
「ないものは、あるもので代用して作る」。これがアメリカ田舎流です。

【実践】豆腐を茹でる、というひと手間
それでは調理開始です。
・木綿豆腐 1丁
・卵 2個
・パルミジャーノ 大さじ4(今回は、シュレッドモッツァレラで代用。多めの方が美味しいです。)
・野菜ブイヨン 小さじ1(今回は、粉末鶏ガラスープと顆粒コンソメを小さじ1/2ずつで代用。)
・片栗粉 大さじ2
・塩 ひとつまみ
・黒こしょう 適量
・オリーブオイル 大さじ2
・大葉
仕上げ
・オリーブオイル ひとまわし
・パルミジャーノ 適量(今回は、市販の粉チーズで代用。)
・黒こしょう 適量
ステップ1:豆腐の水抜き(塩茹で)
動画で青池シェフが推奨していたのが、**「豆腐を1%の塩水で3分茹でる」**という方法。
通常、豆腐の水抜きといえば重しを置いたりレンジでチンしたりしますが、茹でることで水分が抜けるだけでなく、豆腐そのものに下味がつき、食感がキュッと凝縮されるんです。
使用したのは木綿豆腐(Firm Tofu)。茹であがった豆腐をザルに上げ、冷ましておきます。この間に紫蘇をバックヤードで摘んできて、細かく刻んでおきます。バジルの代わりですが、紫蘇の清涼感はチーズと意外なほど合うんです。
ステップ2:タネ作り
ボウルに卵2個を割り入れ、刻んだ紫蘇、そして代用のモッツァレラチーズ、鶏ガラスープ、コンソメ、塩コショウを加えます。
そこに、水気を切った豆腐を投入。フォークで粗めに崩しながら混ぜていきます。
青池シェフのアドバイス通り、**「豆腐の形が少し残るくらい」**にするのが、食べた時の満足感を高めるコツです。
最後に、つなぎの片栗粉(Potato Starch)を大さじ2杯。これで外側がカリッと仕上がります。

ステップ3:焼く
さて、ここからが焼きの工程です。
我が家には「セルクル」なんて洒落た道具はありません。
そこで、動画を参考にしてクッキングシートを細長く切り、ホチキスで留めて自作のリングを作りました。これをフライパンに並べ、中にタネを流し込みます。
オリーブオイルを多めに引き、中火でじっくり。アメリカの古い家のキッチンに、チーズが焼ける香ばしい匂いと、紫蘇の爽やかな香りが広がります。
2分ほど焼いて縁が固まってきたら、自作のリングをスッと外します。

裏返すと……見てください、この見事な黄金色!表面のチーズがカリカリに焼け、まるでハッシュドポテトのような、でももっとふんわりとした「おやき」の完成です。

実食:これは「豆腐」の概念が変わる!

お皿に盛り付け、最後に追いブラックペッパーを少々。
お箸を入れると、表面は「カリッ」。中は驚くほど「ふわっ、じゅわっ」。噛みしめると、モッツァレラチーズのコクが口いっぱいに広がり、その後に紫蘇の香りが鼻を抜けていきます。
パルミジャーノのような鋭い塩気はありませんが、モッツァレラのとろけるような食感と、鶏ガラ・コンソメのダブル使いによる深い旨味が、豆腐を立派な「メインディッシュ」に昇華させています。
妻と二人で同時に「おいしい!……」
これはビールが欲しくなる。冷凍庫で凍らせておいたジョッキにIPAビールを一気に注ぎました。
豆腐1丁でこれだけの満足感が得られるとは。青池シェフ、素晴らしいヒントをありがとうございました。
ズボラ飯評価
バックヤードの紫蘇は、今年もまだまだ生えてきます。
次はどんな料理に忍ばせようか。そんなことを考えながら、最後の一口を楽しみました。
皆さんも、もし冷蔵庫に豆腐と卵、そしてチーズがあったら、ぜひ試してみてください。日本にいても、アメリカの田舎にいても、きっとお気に入りの一品になるはずです。
キンキンに冷えたビールもお忘れなく!
5.0














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