古いノートパソコンを現役マシンに復帰させてみた!この年になってから新しいことを覚えるのは結構キツイです(悲) その3 – Chrome OSを入れてみた編
前回までの記事
Chrome OSを入れてみる!
Android OSはタッチ操作が基本なので、マウスとキーボードで操作することが前提のPCにインストールすると、ものすごく違和感があるんですよね。しかも、常用しているAndroidアプリがうまく動かなかったので断念。
その点Chrome OSはPC向けのOSなので、ディスプレイがタッチに対応していなくても、マウスでの操作が前提なので問題なさそう。しかも、最近の「Chromebook」と言われるPCは、Androidアプリが動くみたいなので、私がやろうとしていることと完全に一致している。
ということで古いPCの「Chromebook」化に挑戦してみた!
CloudReady
真っ先に思い浮かんだ、というかググって引っかかったのが「CloudReady」。
面倒なインストールの準備や設定をしなくても、PCを簡単に「Cromebook」化できることが売りの、Neverwareという会社が開発・配布している無料の「Chrome OS」互換OSである。
Neverwareのページにある「CloudReady USB Maker」を使えば、USBメモリーから簡単にインストールできた。
インストール完了後、ログイン画面でGoogleアカウントにログインするが、なぜか「アカウントが見つからない」とエラーが出てログインできなかった。原因はよくわからないが、数日後に試したら問題なくログインできた。
起動が早く、古いPCとは思えないほどキビキビ動く。
Googleアカウントに紐づくので、ブラウザのお気に入りや拡張機能などが自動で設定されて、Windowのときに使っていた環境がすぐに反映される。最高!!
これと言って悪いところはないが、最大の欠点に気づいてしまった。
無い!Playストアが無い!そう、Playストアが入っていないのだ。これではChromebook化の魅力が半減、いや1/4くらいになってしまう。
せっかくなので、Chrome OSってどんな感じなのか、次の案を思いつくまでしばらく使ってみた。
2020年12月に、GoogleがCloudReadyを開発しているNeverware社を買収したという衝撃的なニュースが。この買収によって、Playストアの実装が実現されるかもしれない。
2022年追記:GoogleからCloudReadyの後継OS「Chrome OS Flex」が登場したが、相変わらずGoogle Play Storeは非搭載らしい。残念!
Chrome OS
実はCloudReadyはChrome OSではなく、Chromium OSというChrome OSのオープンソースバージョンがベースになっているので、同じGoogleが開発元とはいえ、純正のChrome OSとは違うものである。
Chrome OSはchromebookとしてPCにプリインストールされることが前提なので、chromebook以外にはインストールできないのかと思いきや、かなり手間がかかるものの強引にインストールできるみたいである。
純正Chrome OSなので、もちろんPlayストアが使える。
海外のYoutubeを参考にしてインストールしてみたが、その後PC関係の情報を配信している日本人のコダシマさんのサイトにブログと動画がアップされたので、そっちを参考にしたほうがわかりやすい。
コダシマさんのYouTubeチャンネル「PC-FREEDOM」の動画「公式 Chrome OS で Dell Inspiron 14-3452 を Chromebook 化してみた。」
まずLinuxをインストールして、そのインストール用USBメモリに入れたChrome OSのリカバリイメージを利用してインストールする。いろいろなファイルをダウンロードしたり、Linuxのターミナルを使ってCUIでインストールしたりと、素人の私にはハードルが高かったが、無事インストールすることができた。Youtube様様である。
ワクワクしながら再起動してログイン! んっ!? またログインできない! 何なんだ!?
CloudReadyのときと同じように数日待ってから再度ログインを試みたが駄目だった。
忘れかけていた頃、おそらく2週間くらい?経過した頃、再度ログインしてみたら成功した!
早速使ってみたが、マウスでポチッとしただけでフリーズする。何度も再起動して試したがやはり駄目。もう一回インストールからやってみたが、やはりフリーズする。
第一世代のCoreシリーズから対応している謳っているが、PCの機種によって無理があるのかもしれない。残念だが結局諦めることに。
新しいビルドが出れば、もしかしたらちゃんと動く状態にできるかもしれないので、そのうち再挑戦してみよう。
FYDE OS
FYDE OS公式サイトの紹介文。日本語が怪しいが中国語よりはマシ。
中国の学生向けにカスタマイズされた最初のクラウド駆動型オペレーティングシステム
FydeOS(旧称Flint OS、2018年6月に正式に名前が変更されました)は、Chrome OSとGoogleブラウザーを駆動し、独立した特許技術を統合し、Chrome OSのすべての機能を継承し、より多くのハードウェアカテゴリに適応し、中国の学生であるオープンソースプロジェクトの二次開発に基づいていますそしてカスタマイズされたローカリゼーションの変更。
・非常に速い応答は決して遅くありません
FYDE OS公式サイトより引用
・1つのOSプラットフォームでWebプログラム+ Androidプログラム+ Windowsプログラム+ Linuxプログラムをより適切に実行する
・アカウントデータクラウドの同期
・簡単な操作、安全で安定
・中断の更新なし
・1000元のマシンで高品質のエクスペリエンスを実現し、5〜10年間スムーズに使用でき、非常に費用対効果が高い
Chromium OSベース?でPlayストアも使えるという中華製の怪しげなOS。
「中国の学生向けに…..」といういかにも清純風な装いではあるものの、テキストメッセージを受信するための電話番号を入力しなければインストールできないという、いかにもうさん臭さいモノだ。
これも前出のコダシマさんのブログで詳しく紹介されている。自分のリアルな電話番号を入力するのではなく、ネットでシェアされた番号を使って受信したテキストメッセージを見ることができるという、なんとも凄いサービスを使った電話番号対策も紹介されているので少し安心。
コダシマさんのYouTubeチャンネル「PC-FREEDOM」の動画「Android アプリが使える Chromium OS を残念マシンにインストールしてみた。」
インストール完了後に使ってみたが、ことあるごとに「ブチッ!」という音とともに再起動がかかる。
何度試しても同じで、結局使い勝手を確認することができず。残念。
使ってみた感想
大きな期待をもってインストールに挑戦してみたが、私の古すぎる?PCでは無理そう。
CloudReadyをしばらくいじってみた感じでは、まともに動けば日常使うPCに化けるポテンシャルがあると思った。
Chrome OSの新しいビルドが対応するか、Googleが買収して公式サポートが始まるCloudReadyにPlayストアが実装されるまで待つしか無いみたい。今のところ。
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