アメリカの水事情 – 水質が悪すぎて、水道水は飲めません!水がきれいな日本がうらやましい!
アメリカの水道水は飲める?
以前の記事では、硬水の話をしましたが、今回は飲料水について記事を書きたいと思います。
地域にも依ると思いますが、アメリカでは飲料用や料理用として水を購入している家庭が多いです。洗濯洗剤のような巨大なボトルに入った水や、ペットボトルに入った飲料水を山程買っている人をよく見かけます。
この地域に引っ越してきてから、一番の困りごとが飲料水です。浄水場の性能が低いせいか、上水道なのに不純物がたっぷり入っていて、とても飲めるようなものではありません。
この地域には上水道とは別に「Well-Water」と言われる、いわゆる地下水を汲み上げて水道水として使っている家庭もあります。昔の知り合いの家が「Well-Water」で、温泉のような匂いがするので、毎日温泉気分と言っていましたが、それは最初の頃の話だけで、水道代が無料とはいえ、その家を買って後悔したと言っていました。
無臭の「Well-Water」の地域もあるみたいですが、家を購入するときは、供給されている水道水の種類を確認することをおすすめします。
フィルターがすぐに茶色くなる
我が家では、水道の一番上流側にフィルターを取り付けています。
新品のフィルターは、下の写真のように真っ白ですが、2ヶ月も経過すると真っ茶色に。
風呂とかトイレ、洗濯などはこのフィルター後の水で十分ですが、そのまま飲むのはちょっと。
RO (Reverse Osmosis)装置は必須アイテム!?
水をイチイチ買ってくるのは面倒ですし、お財布に優しくありません。
我が家では「RO Water装置」という、純水化装置を取り付けています。
ROは「Reverse Osmosis」の略で、逆浸透膜(RO膜)を使って濾過した水です。水分子だけを通して、それ以外のほとんどすべての不純物を除去するので、いわゆる「純水」になります。
ペットボトルで販売されている飲料水の中には、RO水が使われているものもあります。RO膜は、ミネラル成分も除去してしまうので、RO処理したあとに人工的にミネラルを加えて「ミネラルウォーター」として販売している商品もあるみたいです。
我が家のRO装置
我が家のRO装置は、Whirlpoolというメーカーの「WHER25」というモデルです。結構古いモデルですが、まだamazonなどで販売されています。
RO装置、フィルター、貯水タンク、蛇口、そしてホース類など、必要なもの全てがセットになったキットです。
タンクの容量は3ガロン(約11リットル)。そんなに大きくないので、キッチンのシンク下に収納することができます。
給水だけでなく排水用の配管も必要です。ポン付けというわけにはいかないので、自分でできない場合は、工事業者に頼む必要があるので注意が必要です。
日本にいたときのように、蛇口を捻ってそのまま水を飲めるので、かなり重宝します。水にお悩みの方は、検討してみてはいかがでしょうか。
タンクの容量アップ
セットに付属している、RO水を貯蔵しておくタンクの中の水約3ガロン(約11リットル)を使い切ると、当然ですがしばらくRO水が出てきません。我が家の場合は、地下室にあるタンクから、1階のキッチンまで結構長い配管なので、3ガロンといっても、実際に使える水の量はかなり少ないです。
ですから、お米を研いだりするときに結構な量の水を使うので、あっという間になくなってしまいます。
キッチンのシンク下に収納すれば3ガロンまるまる使えるのかもしれませんが、思い切ってタンクを20ガロンの大容量のものに交換しました。
取り付けた後「大きすぎたかなぁ?」と思いましたが、先日数時間断水した時に、断水と関係なく水が出たのでとても助かりました。
ご購入の際は、RO装置の配管と同じサイズのコックを購入するのをお忘れなく!
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