【映画】ランペイジ – 巨獣大乱闘

2021年5月31日Amazon,映画洋画

ランペイジ – 巨獣大乱闘

ある遺伝子実験の失敗によって、ゴリラ、オオカミ、ワニなどの動物たちが巨大化、凶暴化してしまった。しかも動物たちの巨大化は止まらず、その姿はもはや怪獣と化してしまう。巨大化が止まらない怪獣たちは、ある場所を目指して、北米大陸を破壊しながら横断していく。やがて一か所に集結した怪獣たちは、街を舞台に大乱闘を始める。崩れ落ちる高層ビル群。逃げ惑う人々。軍隊も出動するが、破壊を止めない怪獣たちには銃もミサイルも効かない。怪獣たちの目的はいったいなんなのか？彼らはどこまでデカくなるのか？人間は地上最強の生物となってしまった怪獣たちの大乱闘を止めることができるのか？『パシフィック・リム』『キングコング：髑髏島の巨神』に続く、巨大怪獣パニック・アクション！ Rating G (C) 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
ワーナーのオフィシャルサイトより引用

作品の概要

原題: ランペイジ – 巨獣大乱闘
公開: 2018年
ジャンル: パニック・アクション
主な出演者: ドウェイン・ジョンソン、ナオミ・ハリス、ジェフリー・ディーン・モーガン

あらすじと感想（ネタバレあるかも）

遺伝子実験の失敗で、たまたまその産物を摂取したゴリラ、オオカミ、ワニが巨大化、凶暴化して、アメリカの大都市シカゴを派手に破壊していきます。

ドウェイン・ジョンソン演じる、元アメリカ陸軍特殊部隊員で霊長類学者のデイビス・オコイエは、毛が白いゴリラのジョージと手話でコミュニケーションを取ることができ、ジョークを交えて会話できるほどの仲でした。しかし遺伝子実験の産物を摂取してしまい、どんどん巨大化していくことに。巨大化するだけではなく凶暴性が高くなっていきます。

実験をおこなっていたエナジン社のワイデン姉弟は、これらの動物を確保するため、動物が集まる信号を出し、シカゴのダウンタウンに引き寄せようとしました。巨大化した動物たちは周りを破壊しながら一斉にシカゴのダウンタウンを目指して移動します。この3体を止めるため軍が出動しますが、銃やミサイルなどの攻撃は全く効き目がなく歯が立ちません。

巨大化した動物の体をもとに戻すことはできないが、凶暴性を取り除くことができるワクチンの存在を知っているエナジン社の元遺伝子研究者ケイト・コールドウェル博士は、3本のワクチンを手に入れようとします。しかし、ワイデン姉妹に邪魔をされ、1本しか入手できませんでした。この1本をワイデンの姉に持たせ、ゴリラのジョージに捕食させる方法でワクチンを投与し、凶暴化が収まったジョージに他の2体を退治させる作戦に出ます。

本来の性格に戻ったジョージは、巨大化したオオカミ、ワニと闘います。ジョージはタイミングを図り、オオカミをワニに捕食させます。最後はジョージが鉄筋をワニの目に刺して勝負を決めますが、ボロボロになったジョージはその場で息を引き取ります。

命と引換えにシカゴを救ったジョージを讃え、デイビスとケイトが涙を流していると、突然ジョージの手が動き出します。何とジョージは死んだふりをして、デイビスとケイトの会話を聞いていたのでした。最後は、得意のジョークで笑いが起こります。

ド派手なアクションとまるで本格的なGC。アクション映画好きにはたまらない迫力満点の映画です。主演は、今となってはこのような派手なアクション映画に欠かせないドウェイン・ジョンソンです。

しかしこの映画のCGはすごいですね。まるで本物のように見えました。

終盤では、シカゴダウンタウンのシンボルの一つであるウィリス・タワー（旧シアーズ・タワー）が倒壊しますが、物凄く迫力があるシーンでした。私はこのシーンを観て、2001年に発生した「アメリカ同時多発テロ事件」で、世界貿易センタービルが倒壊するシーンを思い出し、結構心が痛みました。このシーンに対してどう感じるか、意見が分かれるところかもしれません。

アクション映画にありがちの「ストーリーがイマイチ」感は否めませんが、ただ単に迫力のある映像を楽しみたい人には良い映画だと思います。