週末とはうってかわって和食。アメリカでも工夫して日本の料理を毎日おいしくいただく!ついでに一般的なアメリカの料理についても紹介!
アメリカに長い間住んでいても、家では和食という方が多いと思います。
我が家もそうで、アメリカに来てから、外食したのは旅行に行ったときなど数えられる程度です。
「この前オープンした新しいレストランに行ったことある?」などと友人や会社の同僚に聞かれますが、返事は毎回「行ったことない」なので、最近は聞かれなくなりました。
アメリカでも日本のごはんが食べたい
アメリカにいても、食生活は日本に住んでいたときとあまり変わりません。
妻が、できるだけ地元のスーパーマーケットで手に入る食材でやりくりしてくれます。新鮮な野菜や魚介類は都会に行かないと手に入らないので、普段はどうしても肉料理が多くなります。
それでもたまに、都会に行ったときに買ってきた冷凍の魚やきんぴらごぼう、冷奴などが食卓に並びます。
地元のスーパーマーケットで手に入るものと手に入らないもの
種類は少ないですが、地元のスーパーマーケットでも、日本食材は手に入ります。
先日、こんな田舎のスーパーマーケットでも、お寿司を売るコーナーもできました。健康志向の人が増えたのでしょうか。
お米
お米は中国米です。1kgくらいの小さな袋で売っています。
今まで買ったことはありませんが、緊急時にはありがたいです。
調味料
無くなると困ると妻が言う食材は「調味料」です。
醤油をはじめ、料理酒、みりん、ダシ、酢などは必需品です。これらの調味料が無くなると、いよいよ都会へ買い物に行かなければなりません。
地元のスーパーマーケットでも醤油やワサビは手に入りますが、あまり美味しくありません。
先日、都会のリカーショップ(酒屋)に行った時に、ウィスキーやワインと並んで日本の「みりん」が売っていました。勿論、英語表記でしたが、日本人には飲むものではないとひと目で分かるものが、酒屋で売っているなんて驚きでした。アルコール度数の関係で、普通のスーパーマーケットでは販売できないんでしょうね。
野菜
野菜、結構困ります。
田舎のせいなのか、野菜コーナーが極端に狭く、傷んだり、変色した状態で売っているときもあります。
都会は健康志向が高い人が多いので、野菜売り場が広く、売っている野菜も新鮮な場合が多いです。
田舎は野菜の需要が少ないのでしょう。売れないものは売らない。経営の基本ですね。
オクラとかEDAMAME(枝豆、エダマーミと発音)は冷凍野菜として売っています。
肉
さすがアメリカ。肉は豊富です。
鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉なんでも売っています。
牛肉と鶏のムネ肉がアメリカ人に人気があり、スーパーマーケットによっては、豚のひき肉が売っていないなど、品揃えに偏りがある場合があります。
サーロインステーキなどは、日本で買うより圧倒的に安いです。鶏肉はムネ肉のほうが人気があるので、モモ肉は安く販売されています。
日本で普通に売られている、豚ロースの薄切りや豚こまなどの薄い肉はアジア系スーパーマーケットに行かないと売っていません。
KOBE BEEF(コービービーフと発音)としてアメリカでも有名になってきた神戸牛に代表される高級牛肉は、都会に行かないと手に入りません。こちらで売っている牛肉は、脂分が少ない赤身がほとんどです。油が多めの少しだけ日本に近いステーキが食べたい場合は、「RIB EYE(リブロース)」がおすすめです。
その他
豆腐も売られていますが、FIRMとかEXTRA FIRMという硬い木綿豆腐しかありません。
納豆、油揚げ、こんにゃくはさすがに見たことがありません。
パン粉とか一味・七味唐辛子なんかも手に入らないです。
一般的なアメリカの料理
アメリカでキッチンは、家や住んでいる人の価値を判断するための材料の一つになることがあり、豪華で綺麗にしている家庭が多いです。*
そのせいなのか、もともと料理が苦手だからなのかはわかりませんが、キッチンを汚さずに作ることができる料理が多いような気がします。*
ちなみに我家のキッチンは、妻が毎日料理をするので使用感はありすが、とても清潔で綺麗です。
*あくまでも個人の見解です。
BBQ(バーベキュー)
この季節は週に2-3回、近所から匂いがしてきます。焼くものはだいたいハンバーグ用の肉、ホットドック用のソーセージ、鶏のムネ肉、ステーキなどです。
ほとんどの家庭にはバーベキューグリルがあります。趣味程度に楽しむための小さなものから、まるで料理人のキッチンかと思うくらい豪華なグリルもあります。グリルの種類としては、プロパンガスを使うガス式のものやチャコール(炭)を使うものがあり、最も一般的なのはプロパンガスを使うタイプです。スーパーマーケットやコンビニでガスボンベに入ったガスが売られています。
ファストフード
あそこのバーガーがうまいとか、どこどこのピザが最高とか、立ち話をしているのをよく聞きます。
スーパーマーケットに行けば、ハンバーガーやホットドックを作るためのパンが信じられないほど並んでいます。
ハンバーガーの肉はたいていフライパンで焼きますが、夏はBBQグリルで焼く場合も多いです。
ピザはほとんどの場合宅配です。日本のように制服を着た従業員が専用のバイクや車で宅配するのではなく、普通の車で普通の服を着た人が持ってきます。田舎だからでしょうか?
宅配でもチップが必要というのは面倒です。
パスタ料理
パスタ料理はアメリカ人に人気があります。
コロナ禍でほとんど売り切れ状態になっていたことからも、その人気ぶりがうかがえます。
パスタ料理といっても、特に凝ったものを作るわけではなく、茹でたパスタに市販のパスタソースをかけるだけという超簡単料理が一般的な気がします。
日本で言うナポリタンのようなスパゲッティを、ジップロックの容器に入れて、昼食用に持ってくる人が結構います。電子レンジでチンしてから食べています。前の晩ごはんの残りなのかな?といった感じです。
冷凍食品
アメリカのスーパーマーケットに初めて訪れた時、冷凍食品の販売スペースが馬鹿デカくて驚きました。それほど需要が高いということなんですね。
冷凍食品売り場といっても、日本でお弁当のおかずにするようなものばかりを売っているわけではなく、バケツくらいの大きさのアイスクリームをはじめ、冷凍野菜やピザまで何でも冷凍庫に入っています。
その中でも人気があるのは「Frozen Meals」と呼ばれるもので、電子レンジでチンするだけのお手軽食品です。カップラーメンを作るより簡単です。
ちょうど一食分箱に入っているので、お弁当みたいなものですね。
スーパーマーケットで買い物をしている人のカートの中に、このFrozen Mealsの箱が山程入っているのを見ることは珍しくありません。
先日スーパーマーケットに行った時、アメリカ人のお母さんが小学生くらいの子供を三人連れて買い物をしていました。そのお母さんは、Frozen Mealsの売り場で「どれが食べたいの?」とそれぞれの子供に訊いて、大量に買っていきました。
ランチだけでなく、いつもの晩ごはんとしても大活躍なんですね。
やっぱり日本食
いかがでしたか?
アメリカに来て「ハンバーガー、ステーキ最高!」という若い人が結構いました。でも、2週間もすると「和食食べたい」と皆言い出します。
以前、出張でアメリカ人数人を日本へ連れて行ったことがありますが、毎日宴会で居酒屋料理や和食を食べていると、突然「マクドナルド」が恋しくなるそうです。
国を問わず、育った場所の食べ物が一番なんですね。
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