【映画・ドラマ】2021年8月更新 – もう一度観て気を引き締めたい!アマゾン・プライムビデオで観られる「ウィルス感染・パンデミック系」作品3選!
「ウィルス感染系」作品をもう一度観て気を引き締めよう!
この手の作品は数多くありますが、そのほとんどが、バイオハザードなどのゾンビ系ホラーやSF作品です。しかし中には現在のCOVID-19の蔓延のように結構リアルで、あらためて観ると色々考えさせられる作品もあります。
この記事では、COVID-19の状況下で現実に近い内容の作品を3作選んでみました。
どの作品もCOVID-19が流行する前に制作されたのが信じられないほど現在の状況に似ていて、なんだか怖くなるものばかりです。これらの作品を通じて医療従事者の苦悩を理解し、普段の自分の行動についてあたらめて考えてみよう! ← 自分への言い聞かせです。
【海外ドラマ】アウトブレイク 感染拡大
カナダ・モントリオールで突如発生した、未知の感染症
パンデミックが発生か?そのとき、あなたは愛する者を守るために、何ができるだろうか!?
カナダ・ケベック州モントリオールの街中で、危険な未知のウイルスが先住民族イヌイットのホームレスの人々の間で今まさに広がろうとしていた。感染症のスペシャリストであり、緊急衛生研究所の所長であるアンヌ=マリー・ルクレール博士は、この非常事態に伝染性が高い未知のウイルスの存在にいち早く気付き、その正体を掴もうと奔走する。一瞬の接触、連鎖的な接触を経て、次々に州全土に増えてゆく感染者、そして死者。やがて、その原因が感染力と致死率が極めて高い【新型のコロナウイルス】だったことが判明する。さまざまな人間関係が交錯する中、アンヌ=マリーたちは致命的な感染症の大流行-パンデミック-を防ぐ事が出来るだろうか。
出典:日本版公式サイトより
- 原題::Epidemie
- 製作国:カナダ
- 公開日:2020年
- ジャンル:ドラマ
- 主な出演者:ジュリー・ルブレトン, メリッサ・デゾルモー=プーラン, ガブリエル・サブラン
感想(ネタバレあるかも)
今のCOVID-19のアウトブレイクをまるで予言していたかのようで、この時期に観るとノンフィクション作品のように思えます。今までと変わらない普通の行動がきっかけで、大きな感染へと拡大していくんだなぁとあらためて認識できる作品でした。
あまり強く表現されていませんでしたが、医療や衛生研究所の方々が必死に拡大を防いでいこうという努力が伝わってきます。権力者が自分の利権のために第一線で対応している人の行動を制限して対策を遅らせたり、権力を行使して身内を優先させる越権行為など、いかにも実際にありそうな内容を絡めてうまく話が進んでいきます。
アメリカ製ウィルスと命名するシーンがありましたが、アメリカが世界一のCOVID-19に感染国になることを予言していたかのようでした。
【洋画】コンテイジョン – Contagion
香港出張からアメリカに帰国したベスは体調を崩し、2日後に亡くなる。時を同じくして、香港で青年が、ロンドンでモデル、東京ではビジネスマンが突然倒れる。謎のウイルス感染が発生したのだ。新型ウイルスは、驚異的な速度で全世界に広がっていった。米国疾病対策センター(CDC)は危険を承知で感染地区にドクターを送り込み、世界保健機関(WHO)はウイルスの起源を突き止めようとする。だが、ある過激なジャーナリストが、政府は事態の真相とワクチンを隠しているとブログで主張し、人々の恐怖を煽る。その恐怖はウイルスより急速に感染し、人々はパニックに陥り、社会は崩壊していく。国家が、医師が、そして家族を守るごく普通の人々が選んだ決断とは──?
ワーナーのオフィシャルサイトより引用
- 原題: コンテイジョン – Contagion
- 公開: 2011年
- ジャンル: サスペンス
- 主な出演者: マット・デイモン、ジュード・ロウ、ローレンス・フィッシュバーン
感想(ネタバレあるかも)
「本当に10年前の映画なのだろうか!?」まずこれが率直な感想です。2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)のこともあり、制作されたのかもしれません。中国で発生した未知のウィルスの感染力の強さはもちろんですが、やはり現代のような情報時代の影響が、世界中の人々に大きく影響していくことがよくわかります。
フォロワー数1,200万人のフリーライターのアランが、金儲けのために、動画サイトで「レンギョウ」を摂取しているのでウィルスに感染しないと発言すると、その効果は全く検証されていないのに、世界中の人が「レンギョウ」を買い求め、争奪戦がが始まります。今回のCOVID-19ウィルス蔓延でも、トイレットペーパーや衛生用品が売り切れたり、お湯をたくさん飲むとウィルスが死滅するなどのデマが一気に広がりましたよね。根拠がないことや些細なことで人はパニックになり暴徒化していく。メディアの影響力がいかに高いかということを、あらためて感じさせてくれました。
ワクチンと引き換えの誘拐、倫理よりも家族優先、異常なくらい早いワクチン開発、抽選によってワクチン接種者を選出する、接種者だけが証明用のリストバンドを装着し、もとの生活へ戻っていく。
あまりにも今のCOVID-19の状況に似ていて怖いくらいでした。
【邦画】感染列島
いずみ野市立病院の救命救急医・松岡剛のもとに、一人の急患が運び込まれてくる。その患者は高熱に痙攣、吐血を催し、全身感染ともいえる多臓器不全に冒されていた。しかし、あらゆるワクチンを投与するも虚しく、患者は死亡してしまうのだった。さらに、正体不明のウイルスは医療スタッフや患者たちにも感染、病院がパニック状態に陥ってしまう…。(C)2009 映画「感染列島」製作委員会
Amazonプライム・ビデオより引用
- 原題: 感染列島
- 公開: 2009年
- ジャンル: サスペンス
- 主な出演者: 妻夫木聡、檀れい、国仲涼子
感想(ネタバレあるかも)
フィリピンの農村で発生した未知のウィルスが、世界に拡散されていく。なぜか理由はわからないが、世界では日本が最も感染者が多い。
妻夫木聡さん演じる救命救急医・松岡剛は、檀れいさん演じるWHOから派遣された小林栄子とともに、ウィルスの蔓延を封じ込めようとするというストーリーです。
松岡剛が第一感染者を診察後、院内感染があっという間に広がって、みるみるうちに医療崩壊が始まり、足りない人工呼吸器のために常にトリアージしなくてはいけない状況に陥ります。状況がリアルすぎて怖いです。いずみ野市にある養鶏所から、鳥インフルエンザが発見され閉鎖されます。この養鶏所の家族は、感染が広まった原因はお前だというように、世間から大きなバッシングを受けます。しかし調査の結果、この未知のウィルスは鳥インフルエンザとは別物であることが判明。「Blame」と名付けられます。
ウィルスを特定するために、感染者の検体を一般の研究者に許可なく渡したり、一度感染して抗体をもつ患者の血清を輸血するという人体実験のような行為があったりと、法律や倫理に反する内容がありましたが、そこまでしてでも感染を食い止めようとする医療従事者の苦悩と壮絶な医療現場の様子が、ひしひしと伝わってきました。
現在のCOVID-19の世界的大流行状況下でも、多少の程度の違いはあるかもしれませんが、医療現場ではこのような壮絶な状況があることと思います。医療従事者の苦悩を少しでも理解し、自分の行動に責任を持って生活することを心がけたいと思いました。
10年以上前の作品なので仕方がないかもしれませんが、医療従事者がマスクを外しているシーンが多かったりと、感染予防に関する監修が甘かったのがちょっと残念でした。今あらためて観たからそう感じたのだと思いますが。
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