お湯切れなし!アメリカの湯沸かし器のはなし
Water Heater
日本では瞬間湯沸かし器が当たり前ですが、アメリカではまだまだ普及していないようです。
アメリカの一般的な湯沸かし器はWater Heaterと呼ばれ、高さ1.5mくらいの円筒タワー型のタンクにお湯を溜めておくものが普通です。
お湯が減ると自動で給水され、タンク内の水をガスあるいは電気で沸かします。当然ですが、タンク内のお湯を使い切ってしまうと、いくら蛇口を開けても水しか出なくなります。
大きなバスタブがあるからといって、なみなみとお湯を張って浸かったはいいけど、シャワーで身体を洗う時に、水しか出なかったという経験をした方もいらっしゃると思います。
お湯が切れないように大容量のものを買うのも一つの選択肢ですが、常にエネルギーを消費してお湯の温度を保っているので、かなり不経済です。
Tankless Water Heater
10年くらい前にバスルームを改装しました。
肩までお湯に浸かりたかったので、21インチの深さのバブルバスを取り付けました。その時、お湯切れが心配だったので、湯沸かし器をRinnaiのTankless Water Heater(RC98HP)に交換しました。
家の中に設置するタイプを地下に取り付け、排気管を外まで伸ばすようにしました。我が家は天然ガスですが、プロパンガスの場合は、それ用のものを購入しなければなりません。Tankless Water Heaterの多くはガス用で、電気のものは殆どありません。下にリンクしたBOSCHには、電気式のものが何種類かあるようです。
家を購入する予定で、Tankless Water Heaterを取り付けたい方は、ガスラインがある家を選ぶのが良いかもしれませんね。
使ってみた感想
- バスルームに付けた「Water Smart Bath Fill」というボタンを押してから、お湯の蛇口を全開にすると、予め設定しておいたお湯の温度と湯量でバスタブにお湯を張ってくれます。お湯が溜まると湯沸かし器側で勝手にお湯を止めてくれます。
- 追い焚きができないので、3人で風呂に入るとだんだんぬるくなってきます。その時は、湯温設定を最高の60℃(FとCの表示を切り替えられます)にしてお湯を足すと、結構温かくなります。
- キッチンで洗い物をしている時に、もう少し温度を下げたいなと思ったら、キッチン側にあるコントローラー(オプションですけど)で湯温を変更できます。
- 入浴中に気分が悪くなったときなど、Callボタンを押せば、キッチンのコントローラにメロディーで通知されます。
我が家の湯沸かし器は10年前のモデルですので、最近のはもっと多機能かもしれませんね。肩までお湯に浸かってゆっくり入浴したいと思っている方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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