アニメ雑談1:ヴィンランド・サガ
アニメ好きな母と娘で、普段の家での会話並みのゆるーいアニメ雑談をしていこうと思います。ネタバレは極力なし(ネタバレ部分は反転します)。
中学時代から深夜アニメを観てた生粋のアニメ好き。大人になったらアニメとか観なくなるだろうと思って早数十年。
好きなジャンル: 青春、ファンタジー、異世界もの
あまり観ないジャンル: 恋愛、学園、スポーツ、アイドル
こんなアニメが好き: 蟲師、PSYCHO-PASS、黒執事、銀魂、シュタゲ、コードギアス、ローゼンメイデン、デュラララ!、など
アニメ好きの母の影響で、幼稚園からアニメを見始めました。初めて見たアニメは多分アルプスの少女ハイジ。
好きなジャンル: ミステリー、ダークファンタジー、SF
あまり観ないジャンル: 恋愛、学園、スポーツ、アイドル
こんなアニメが好き: 蟲師、PSYCHO-PASS、黒執事、銀魂、シュタゲ、コードギアス、ローゼンメイデン、デュラララ!、など
こんな趣味偏りまくりな二人で語っていきます。記念すべき第一回はヴィンランド・サガ(第1期)。
ヴィンランド・サガとは
千年期の終わり頃、あらゆる地に現れ暴虐の限りを尽くした最強の集団、ヴァイキング。最強と謳われた戦士の息子トルフィンは、幼くして戦場を生き場所とし、幻の大陸"ヴィンランド"を目指す――激動の時代で巻き起こる、本当の戦士の物語サガ。
出典:アニメ公式サイトより引用
まずは基本情報。ヴィンランド・サガは2019年夏に放送された、幸村誠さんの漫画を原作とするアニメだけど二人とも原作は未読。復讐に燃える主人公のトルフィンが、アシェラッド率いるヴァイキング兵団と行動を共にしながら戦場を生き抜いていく、っていうストーリーだね。二人とも気になってて、Amazon Primeのウォッチリストに入れようと思ったら娘がすでに入れたんだよね。
そうそう笑。2019年アニメは鬼滅の刃を筆頭に話題作が多かったけど、個人的にヴィンランド・サガは今まで観たアニメの中でもTOP5に入るくらい好きだなー。最初の何話かは馴染みのない時代設定と題材で入り込みづらかったけど、5話観る頃には世界観にどっぷりハマって、続きが気になって仕方なくなってた。
わかる!でも話が結構重めだから一話観るごとに胸が苦しくなって一気見はしなかったよね。笑
見どころ
ストーリー、キャラクター、映像。どれも高クオリティだったけど、母的にこのアニメの一番の魅力ってどこだと思う?
ストーリーかな。まずこれを見てヴァイキングのことが少しわかったと思う。世界史で習ったヨーロッパの歴史にこれほど関わっていたとは、知らなかった。海賊との違いも解らなかったしね。ヴァイキングとして生きなくてはならなかったヨーロッパの立地条件と時代背景が複雑に絡み合ってそうなったんだなって。
確かにそうだよね。もともとヴァイキングと言えば、「略奪」とか「争い」ってイメージしかなかったけど、このアニメを通して彼らの郷土愛とか、戦士としての誇りとかが見えてきて、ヴァイキングという民族の人生観が少しわかった気がするよね。
あとさ、一期はアシェラッドのお話だったけど、あの人ほんとかっこよかったよね。第一印象は飄々としていて、大人の余裕を感じさせる人物。人の本性を見極めるのが得意で、そのカリスマ性と戦略的才能で、何十年かかってでも目標を果たそうとする、っていうのはアニメのキャラとしてすごくおもしろい。
うんうん。でもやっぱりアシェラッドの一番の魅力って彼の生き様だと思う。一見、残酷で目的のためには手段を選ばない人に見えるんだけど、冷酷かと思いきや仲間に情を見せたり。トルフィンのことも自分の計画に利用しているだけと思いきや、いつの間にか父親のような存在になってたり。ただ冷酷なだけじゃない、確かな信念をもって生きてるところがすごく惹きつけられたな。
キャラの魅力
キャラクターの描き方もよかったよね。メインの登場人物だけじゃなくて、全部のキャラの設定がすごく丁寧で、物語に感情移入できた。派手な戦闘ばかりが多いアニメはあんまり好きじゃないけど、一人ずつの戦う理由に納得できたから残虐なシーンも後味悪くなく観れたと思う。
主要じゃないキャラも大切にされてるのが伝わってきたよね。序盤にちょっと出てきただけの (軽いネタバレ!反転で読めます)レイフさんとトルフィンが再開するシーンとか。他の大人たちの見た目が10年前からそこまで変わってないのに、レイフさんだけ凄く年を取ったように見えるんだよね。あんなに子供みたいに夢を語ってたおじさんが、10年前にトルフィンを失ったのを後悔し続けながらトルフィンを探し続けて、だからこんなに老け込んじゃったのかな、と思ったら、ちょっと泣きそうになったもん。
あそこはほんとに泣けた。ところで娘はトルフィンとアシェラッド以外なら誰が印象に残った?
トルケルかなぁ。人間離れした体格と怪力の持ち主で、無邪気な子供みたいに戦いを楽しんでるように見えるんだけど、真の強さを手に入れるために人一倍戦士としての誇りをもって生きてるんだよね。戦士と認めた相手には最大限の敬意を示すし、戦い好きだけど戦士同士の戦いに割って入ったりは絶対しないところが一本筋が通っててかっこいいと思う。(軽いネタバレ!反転で読めます)トルフィンとの一騎打ちに横槍を入れた部下を怒鳴りつけるシーンなんてトルケルの信念が出てたなって思う。母は思い入れのあるキャラとかいる?
2期でも活躍しそうなクヌート王子かな。初めて登場したときは教育係のじいやの後ろに隠れて、人の目を見ることも、自分の意見を言うことも出来ないような、頼りない王子様って印象だったのが、旅を続けていくうちに少しずつ成長して、(ネタバレ!反転で読めます)じいやの死をきっかけに覚醒して、その時、王の風格というか神のように悟りを開いたって感じだったな。覚醒シーンで飲んだくれ神父が言った「それは愛ではなく差別です」ってセリフも心に突き刺さるものがあった。希望にも脅威にもなり得そうな人物になったクヌート王子が、今後どのように世界を動かしていくのか期待が膨らむな。
確かに、2期がほんとに楽しみ。まだ放送決定すらしてないけど。笑
最高すぎるエンディングテーマ
エンディングも二曲とも最高だったよね。
前半がAimerのTorches、後半がmiletのDrownだったね。普段はアニメは一気見することが多くて、続きが気になるとついエンディングは飛ばしちゃうんだけど、この二曲は毎回聞いてたよね。もはやエンディングも話の一部、ってくらい世界観に合ってた!
ほんとそれ。Torchesの方はyou’re not aloneって歌詞が何回も出てきて、幼いころから復讐に生きてきたトルフィンを見守って、導こうとする父トールズのイメージが浮かぶ曲だよね。
うんうん。一話観るごとに聞くと、優しい歌詞とAimerさんの感情を揺さぶる歌声が合わさって泣けてくるんだよね。Aimerさんはこういうアニメの曲歌う天才。
優しい雰囲気のTorchesに対して、Drownの方は洋楽っぽい曲調とmiletさんの力強い歌声が特徴的な曲だったね。歌詞も、トルフィンの苦悩を表してるような雰囲気で。「同じ色の目に映る、違う色の息を吐く」って歌詞が特に好き。
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