アメリカで日本のアマゾンプライムビデオを快適に観るには?VPNサービスは遅いと感じている方必見!
アメリカの「Amazon Prime Video」は当然ですが、一部日本のアニメ作品を除いて全て英語音声です。日本の映画やドラマは制限されていて観ることができないし、海外から観られるアニメの作品数は圧倒的に少ないです。
例え海外の映画やドラマでも日本語音声や字幕付きで観たいですよね。ということで、日本の「アマゾンプライムビデオ」を観られるようにしてみました。
必要なもの
- 日本のアマゾンプライム会員資格
- アマゾンプライムビデオが観られる機器(PC、スマートフォン、Amazon Fire TV Stickなど)
- 日本以外からアクセスしたときの制限を回避するサービス(VPNなど)
日本のアマゾンプライムに入会する
アメリカのAmazon Prime会員であっても、日本のアマゾンのプライム会員のサービスは受けられませんのでご注意ください。
会員でなくても観ることはできますが、その場合は、海外向けの無料コンテンツか、レンタルあるいは購入して観ることになります。
すでにアメリカのAmazon Primeに入会している場合は、それとは別のアカウント名を使ったほうが後々混乱しないです。
アマゾンプライムビデオが観られる機器を準備する
ブラウザーを使ってアマゾンプライムビデオのサイトにアクセスできれば、Windows PC、Chromebook、Mac、スマートフォンなど何でも構いません。スマートフォンやiPad、Androidタブレットなどには、プライムビデオアプリがありますので便利ですね。
いろいろ試してみて一番良かったのは、当たり前ですがAmazon Fire TV Stickです。他の機器と比較すると、以下のような良い点がありました。
個人的にGoogle派なのですが、アマゾンプライムビデオの視聴に特化すれば、Fire TV Stickが一番良かったです。個人の見解ですので、あくまでもご参考程度に。
- ビデオの再生が始まるのが早い:あくまでも個人の体感によります。
- 動画開始と同時に最高解像度で再生される:我が家の問題かもしれませんが、PCで再生するとはじめの数十秒だけかなり低解像度になります。しばらく動画がギザギザでよく見えません。Amazon Fire TV Stickを使うと、はじめから高解像度で再生されました。我が家のネット環境は400Mpbsなので、十分すぎるほど早いと思うのですが、PCだとなぜかダメです。
- リモコン内蔵マイクで音声検索ができる:GoogleのChromecastでもできますけどね。
- はじめにアカウント設定すれば、再度ログインしなくても良い:PCやAndroid端末で、日本とアメリカのアカウントを切り替えて使っていると、いざ日本のプライムビデオを観たいと思ったときに、日本のAmazonアカウントに再度ログインしなくてはならないことが何度もありました。我が家では、Amazon Fire TV Stickは日本のプライムビデオ専用なので、一度ログインするとそのままずーと使えています。
- YouTubeも観られる:色々あったGoogleとAmazonの戦い。ついに和解が成立し、Fire TV StickでYouTubeが観られるようになりました。
日本以外からアクセスしたときの制限を回避するサービスを利用する
日本以外から日本のアマゾンプライムビデオにアクセスして動画を見ようとすると、「サービス提供地域制限」のエラーが発生します。これは、日本国内のみのサービスだからです。
これを回避するためには、日本国内からアクセスしなければなりません。これを実現するサービスには、以下のようなものがあります。
VPN (Virtual Private Network)サービス
Virtual Private Network(バーチャル プライベート ネットワーク、VPN)は、インターネット(本来は公衆網である)に跨って、プライベートネットワークを拡張する技術、およびそのネットワークである。VPNによって、イントラネットなどのプライベートネットワークが、本来公的なネットワークであるインターネットに跨って、まるで各プライベートネットワーク間が専用線で接続されているかのような、機能的、セキュリティ的、管理上のポリシーの恩恵などが、管理者や利用者に対し実現される。
出典:ウィキペディアより引用
私には到底仕組みを理解できません。
世界中に設置されたVPNサーバーを経由して、暗号化された匿名での通信が可能で、あたかも接続先の国からアクセスしているようにできる技術だと勝手に理解しています。
例えば、フリーWiFiを使いたいときなど、通信内容を盗まれる可能性があるので危険だという話をよく聞きますが、このような時にVPN経由で通信すると、個人情報等を盗まれることは少ないようです。
気をつけなければならないのは、Netflix、Hulu、Amazonなどのコンテンツ供給会社が、VPN経由でのアクセスを遮断してしまう可能性があることです。
それと、暗号化するので通信速度が遅く、映像がとぎれとぎれになる可能性があります。
中には無料のサービスがありますが、ネットコンテンツを観るためには、有料サービスを利用したほうが良さそうです。
代表的な無料のVPNサービス
無料のVPNサービスは、スマートフォン向けのサービスを含めるとたくさんありますが、セキュリティー面、速度面で不安があること、「2GB/月」など通信量の制限がある場合がほとんどです。
下記のSoftEther VPN はオープンソースで無償のVPNソフトウェアで、筑波大学における研究プロジェクトとして運営されており、通信量の制限はありませんが、中継サーバーは世界中のボランティアによって提供されていますので、安定したサーバーを見つけたとしてもそのサーバーが常に存在しているとは限りません。VPNはどのようなものか一度試してみたい方には良いと思います。
- SoftEther VPN
- Totally Free VPN (iOS版、Android版)
代表的な有料VPNサービス
たくさんありますが、どのサービスも契約期間によって割引率が異なり、月当たりの費用は$1.99から$12.99といったところです。
特別オファーとして、最初の数カ月は安くても、その期間を過ぎるとかなり割高になるところもありますので、申し込む前に価格設定をよく確認しましょう。
Smart DNS Proxyサービス
VPNと同じように、日本からアクセスしているようにできるサービスです。
VPNと異なり通信を暗号化していないので、セキュリティー面では劣りますが、スピードは速いです。
動画を観るだけに高度なセキュリティーは必要ないと思い、我が家ではこのサービスを利用しています。今まで一度も動画の再生中に円がぐるぐる回って待たされたことはありません。
ただ、NetflixやHuluには対応していませんので、その際はVPNサービスを利用することになります。
実はこのSmart DNS Proxyは、Smart DNS Proxy、SmartVPN、VPNの3つのサービスがセットになったオールインワンです。でもVPNの速度は遅いですし、他の有料VPNサービスと比較すると拠点が圧倒的に少ないので、Netflixなどのサービスを快適に使いたい場合は、他の有料VPNを使ったほうが良さそうです。
実際に「Smart DNS Proxy」を利用する方法は、こちらの記事を参考にしてください。
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